よくコミカル系のBGMを作るんですが、そういう系統の曲には木管楽器がよくハマると自分では思っていて(実際多いですし)ちょっとイイものないかなぁ、と探していたら これに遭遇しました。
今まではKONTAKTのFactory Libraryとか Sample Tankとかを使ってました。 少し飽きてきたところに このHollywood Orchestral Woodwind が現れました。
このHollywood OrchestralのシリーズはGoldとDiamondというグレードがあって当然Diamondの方がグレードが高いんですが、Goldとの違いは
音質 | マイク | |
Gold | 16ビット44.1kHz | 1つのマイクポジション(ミッド) |
Diamond | 24bit 44.1kHz | 5つのミキシングコントロール可能なマイクポジションを搭載 |
オーケストラ用の音源って最初から残響音(リバーブや部屋の残響)が付いている音色が多いと思うのですが 自分が必要としてるのは残響音無しのソリッドな木管なので オーケストラ用の音源は外したいところなんですが、Woodwind音源でその条件を満たしているのって 探しても なかなか無いんですよね。
それで オーケストラ用の音源なんですが「いけるかなぁ」と思ったのが このHollywood Orchestral Woodwindでした。
これも まぁまぁ昔に出た音源かな? 調べたら2012年だった・・・10年前じゃん💦 価格も そんなに高くなかったし 試しに・・・というほど安くはないけど(18000円くらい)購入しました。
Diamondの方が その辺りは 音場の調整効くのですが あまりにもお値段が・・・というわけで Goldでもギリいけるかな? と思ったので そちらにしました。(あとからサステインを削るプラグインもあるし😅)
使用してみて
まずは この画面で 使うパッチを選んで読み込みます。パッチは 大まかに言うと 長音、短音、特殊奏法(駆け上がりの短いフレーズなど)、キースイッチ付、レガート用の5種類です。
楽器は13種類もあります。僕は とても使いこなせそうにないです(笑)
(他の音源のことに詳しくないので間違ってるかもですが)この音源の特徴としてサンプルを3種類読み込み(例で言うとビブラート無しとビブラート有の音色 それとリリース音(残響音))それをMODホイールを動かすことで3つのサンプルをシームレスに鳴らす。そんな印象を受けました。
とり急いでフルートで作ってみました。ロングトーンで途中からビブラートが効いてくるのが分かると思います。
まぁ、これくらいのリバーブ感だったら 良さげだと思いました。音色も全体的に「上品で前に出てくる」と感じたのが第一印象でした。
実験(笑)
え~、唐突ですが実験です。 ボリュームエンベローブのリリースをゼロにしておきます。 そして短く鳴らしてみます。
リリースゼロでも残響音があります。普通だと 鍵盤を離すと同時に音が途切れるように止まるのですが これは「リリース音」が鍵盤を離した時に発音するためです。
これで さらにリリース音を鳴らないように(ミュート)しますと・・・
ブツブツ切れていて実用的ではないですね(笑) まぁ、こういう仕組みですよ・・・という説明でした。
使える?使えない?
オーケストラ、オーケストラ以外を問わず、使えると思いました。 音がイイ悪いなんてのは 正解なんてないから 何とも言えませんが 僕は好きになりました。MODホイールでビブラートかけながら弾いてると つい、入り込んじゃいますね(笑) 結構このビブラート音が気持ちよくてテンション上がります。😊
実際 もう何曲かで使ってますが、使い続けられる音源だと思いました。
けっこう過去には「ダメだこりゃ!」な音源ありましたから(笑) けっこう泣いてきたんすョ😓
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