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57歳で気づいた。私はずっと、会社に使われていた。

生活

気づくのが遅かったのかもしれない。でも、気づけただけよかったとも思っている。

副業を始めたのは数年前のことです。最初は「少し小遣いが増えれば」くらいの軽い気持ちでした。まさかそれが、自分の会社員人生を根本から見直すきっかけになるとは思ってもいなかった。

 


副業で初めて「自分の稼ぎ」を手にした

 

会社の給料って、不思議なものです。毎月決まった日に口座に入ってくる。でもそのお金が「どこから来てるのか」を、あまり意識したことがなかった。

副業を始めると、それが変わります。自分が動いた分だけ、直接お金になる。1円稼ぐのがこんなに大変なのかと思い知ると同時に、「あ、会社の給料ってありがたいな」とも思いました。

でも、それだけじゃなかった。

じわじわと湧いてきたのは、「会社の給料って、会社のために働いた対価だよな」という当たり前の事実でした。当たり前すぎて、今まで考えてもみなかったこと。自分の時間と労力を会社に差し出して、その見返りをもらっている。それだけのことなんだと。

 


「会社のために」が、いつの間にか「会社に使われている」に見えてきた

 

55年生きてきて、会社のために頑張ってきたつもりでした。残業も休日出勤も、それなりにこなしてきた。「会社への貢献」だと思っていた。

でも副業で自分の力で稼ぐ経験をしてから、その感覚がずれ始めたんです。

あの残業は、本当に必要だったのか。休日を使って出た時間は、誰のためのものだったのか。自分がそこまでする義理は、本当にあったのか。

答えは出ません。でも少なくとも、「会社のためにやっていた」と思っていたことが、実は「会社に求められるままにやっていた」「都合のいいように使われていた」だけだったかもしれない、という疑念が生まれた。それが57歳のことでした。

 


遅いとは思わない

 

こんな話をすると、「気づくの遅すぎ」と言われそうです。確かにそうかもしれない。もっと若いうちに気づいていれば、違う選択をしていたかもしれない。

でも不思議と、後悔はあまりないんです。

今気づいたから、今から変えられる。57歳はまだ終わりじゃない。むしろ、自分の人生を自分でハンドルし始めるのに、ちょうどいいタイミングだったんじゃないかとさえ思っています。

副業が教えてくれたのは、お金の稼ぎ方だけじゃなかった。「自分の時間と労力の使い道を、自分で決める」という感覚でした。

それを知ってしまったら、もう前には戻れない気がしています。

 


同世代を見ていて、気づいたこと

 

同じ年代の友人や同僚と話していると、たまに温度差を感じることがあります。

「延長雇用する?しない?」「退職金でどうする」——そういう話題が中心になる人が多い。会社を終着点として逆算している感じ。それが悪いわけじゃないし、そっちが普通なのかもしれない。

でも自分はいつの間にか、会社を「通過点のひとつ」として見るようになっていた。副業で稼げるようになり、家計簿をつけ、投資も始めた。会社がなくても何とかなるかもしれない、という感覚が少しずつ育ってきた。

周囲と自分の違いを感じるのは、少し孤独でもあります。でも同時に、「自分は自分の道を歩いてるな」という手応えでもある。悪くない感覚です。

 


これからが、むしろ楽しみになってきた

 

57歳というと、世間的には「折り返し地点をとっくに過ぎた」というイメージかもしれない。でも今の自分には、そういう感覚がほとんどないんです。

作曲があって、YouTubeがあって、ブログがある。副業があって、投資がある。やりたいことが、むしろ増えている。

会社に使われていた時間を、少しずつ自分のものに取り戻している感覚。それが今、じわじわと充実感に変わってきています。

55歳からの人生、思ったよりずっと面白くなりそうです。

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