みなさん、曲制作の正念場ともいわれる「MIX」の作業の時
それぞれの録り音はイイんだけど合わせると なんか音がぶつかって窮屈そうなMIXだなぁ💦
モコモコの音像をもっとスッキリしたものにしたいなぁ・・・
なんて悩んでませんか?
今回はそんな悩みを解消するイケてるプラグインエフェクトを一つ紹介します。
執筆者はこんな人です。
DTM始めて 早、うん十年・・・なんやかんやで溜まった知識がお役に立てるかな?と始めたブログの主のhiroと言います。
元々はバンドでギターやってましたが、DTMの魅力にハマり、それ以降30年間くらい自作曲をセコセコ作ってましたが コロナきっかけでAudiostockを知り、BGM作成という全くの畑違いでしたが制作を続けてきて4年目になります。
ムダに長い(?)経験を生かして、みなさんのお役に立てるように発信していきたいと思ってます。
ではこのプラグインについてお話していきます。
その名も ”Trackspacer”
TrackSpacerとはWavefactoryという会社が2021年に発売したプラグインエフェクトです。
簡単に言うとマルチバンド「EQ、コンプ」の類です。
現在の価格は定価で約6000円ほどですね。 ここはセールも時々やるので その時を狙うのもイイかも😊
WaveFactoryというメーカーは 2010 年 3 月にアルタ (マヨルカ島) で誕生しました。
そして、その他にも音源、エフェクト、魅力的なものを沢山リリースしています。(私もいくつか所有、使用してます)
使用方法
では使い方について説明します。
最初にざっくり言うと
- 主張が激しいトラックに挿して
- 主張させたいトラックをサイドチェインで流して
- ツマミを上げると主張が激しいトラックがおとなしくなる
どうですか?分かり易かったでしょうか?(笑)
セットからの使用方法
分かりやすいように2トラックのみで説明します。
- 「fue」を主張させたいトラック 「pizzi」を主張させたくないトラック・・・とします。
- 「pizzi」の方に ”Trackspacer” を指します。
- 「サイドチェーン」でfueにチェックを入れます。(同時にfueトラックのセンド枠にSidechainが現れます)
- 真ん中のデカいツマミ(AMOUNT)を回すと効果がかかってきます。
最初は少し戸惑うかもですが・・・誤解を恐れず言うならば 音を小さくしたいトラックに挿す と意識しておけば戸惑わないかな? と思います。(私もそのように意識してます)
こうなると・・・簡単でしょ!
それでは効果を確認する前に まず、何もかけてない2つのトラックの音を聴いてください。
fueとpizziが聴こえると思います。
では ”Trackspacer” を挿して 少し派手にかけてみましょう。AMOUNTは30%くらいです。
周波数表示枠の見方は下図のようになってます。
どうでしょう、見事にfueの鳴っている間だけpizziが消えているのがお分かりいただけたと思います。
これは極端にかけましたが💦 実際は2トラックがイイ塩梅になるようにAMOUNTで調整してください。
これの優れている点はfueの鳴っている帯域だけに効果がかかる、という事です。
例えばpizziの代わりにトライアングルだった場合、fueと帯域が被ってないのでpizziほどマスキングされてないと思います。
コンプ部分の調整
画像の赤矢印をクリックすると裏画面にアクセスします。
こちらの画面ではコンプとしての設定項目が並んでます。
私自身は あまり触ったことないですが💦 コンプに精通されている方でしたら 分かる項目だと思います。
HIGHCUT、LOWCUTのフィルター
HIGCUT、LOWCUT、は指定した帯域以下(以上)はスルーされるというフィルターです。
例えば、HIGCUTを このように かけていくとpizziの高音部分だけ聴こえるようになります。
FREEZEボタン
FREEZEボタンは押すと そのタイミングの周波数特性で効果が固定されます。
まぁ、だいたい こんな感じでひと通り使い方の説明を終わります。
こちらの別記事ではもう少しだけ詳しく書いてあります。合わせて読んでみて下さい
実はNEUTRONにも この機能はあるが・・・
DTMerのなかでは有名なizotppeのNEUTRONにも ”UNMASK” という名で 同じことが出来るエフェクトはあるにはあるのですが・・・正直言ってちょっと使いづらいのと あとは負荷が思ってるより大きいです💦
断然、Trackspacerの方に軍配が上がります。
総評
使い方が とても単純で(ツマミ1つ動かすのみ!)CPUの負荷もさほど高くもないし、程よくかければ 驚くほどMIXの仕上がりが変わってきます。 ある意味 チートプラグインと呼んでもイイのでは?(笑)
今回はMIX作業の強い味方! ”Trackspacer” の紹介でした。
それでは また✋
コメント