今回は打ち込みやってる人なら必ずやる事の中の一つ、
ベロシティ調整のお話。
ベロシティって何?
簡単に言ってしまえば鍵盤を弾く(叩く)勢いの強弱のことです。

そこでドラムの簡単なフレーズを例にして検証してみます。ちなみに使用するドラム音源はNative Instrumentsの「Studio Drummer」です。

では、まずよく言う「ベタ打ち」ってやつを聴いてください。
※「ベタ打ち」とは音符をマウスで「ポチポチ」と置いただけで何の調整もされてない状態のデータ
このリズムで1曲(2,3分)ずっと聴いてると・・・つらいと思います。
じゃぁ、ベロシティを調整するとどのくらい変わるのかを聴いてください。
どうですか?「ベタ打ちの例」は特にハイハットが単一に鳴ってて気になってくると思います。対して「調整後の例」では縦のノリが加わったというか、より音楽的になっているように聞こえませんか?
パーツごとに見ていきましょう。
まずはハイハット、はっきり言ってこいつだけでも少し調整するだけで6割は完成したといってもいいくらい調整の効果が高いと個人的には思います。
最初にベタ打ちの状態です。

いやぁ、見事にきれいに整列してますねぇ(笑)
とりあえず、こいつさえちゃんと調整すればほぼ終わったも同然!
こちらが調整後のハイハットです。

まぁ、これは一例というこで「正解はこれ!」ってのは実はなかったりします。
要は「自分が一番聴いてて気持ちの良いリズム」になるようにすればイイんではないでしょうか。。
各々の「これがイイ!」っていうのがその人のセンスだと思います。
あとキック(バスドラム)も結構イジりがいあるよ。
ベタ打ちがこれ

今回の例では音数少ないから分かりにくいけど調整後がこれ

キックも人それぞれだからなぁ・・・自分と全く逆のところにアクセント持ってくる人もいるだろうしね。
最近DTMを始められる方が沢山いらっしゃるみたいなので「面倒くさいですけど「ベロシティの調整でこんなに表情がつくよ!」ってのを知ってもらいたいと思い、これを書きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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