今回は「膨大な数のプリセットがある中から音色を選ぶとき、使い勝手がいいのはどれ?」という事について比較していこうかなという・・・完全な自分の好みです。実際使ってみての素直な感想です。
ちなみに僕はシンセに関しては全くの素人同然で適当にプリセットの中から気に入った音を決めていくという「プリセット命」「音色選びは一期一会」を信条としてます(笑)
まずは今回比べる3つの製品について簡単に紹介を。
Spectrasonicsの「Omnisphere2」
まさにシンセのモンスターマシンと言えばいいのでしょうか?
ぶっちゃけ言うとこれが今回の大本命なんです。
単純に音色で言うと14,000種類くらいあるそうです。
Native Instrumentsの「KOMPLETE13」
このKOMPLETE13は一つのシンセではなく数多くの音源とエフェクトがバンドルされた「お買い得パッケージ」の製品です。上位パッケージになると音源が約90個、エフェクトが26個、と膨大な数があり、音色で言うと物凄い数ですよね。それでKOMPLETE KONTROLというソフトを使うことによってこれら膨大な数の音源をシームレスに使うことができるんです。これだけ数多くのシンセだと1回も日の目を見ないシンセもあるかもしれません。特にリアクターとか一度も使ったことない人多いと思います。
しかしKOMPLETE KONTROLでまさに「一期一会」の気持ちで無心に選んでいくと今まで使ってなかった音源の音だったりすると、何とも言えない気持ちになるんですよ。
ARTURIAの「V Collection 7」
これもコレクションという名前の通りこのメーカーの出している色んなシンセをバンドル化したものですね。Analog Labというソフトでこれらの大量のシンセ群をこれまたシームレスに使えます。
各ソフトの使い心地は?
大事なところですよね。では、
Spectrasonicsの「Omnisphere2」
最近購入したてでそれほど使えてないのですが、やはり1つのシンセの中に膨大なプリセットがあるのでどの音を選ぼうがエディット画面は一緒なのでイイです。そしてエディット画面も僕のように少しだけシンセの音作りを知っている人からすれば分かりやすいと思いました。最初の画面に様々なエディットの概要画面が集まっていて、拡大すると詳細エディット画面になるという仕組みです。そしてプリセットから選んだ音色と似た傾向のプリセットを提示してくれる機能も各メーカー取り入れてます、もちろんOmnisphere2にもその機能はあります。
Native Instrumentsの「KOMPLETE KONTROL」
どのメーカーにもありますがカテゴリーを選択して選択肢を絞って目的の音色を見つけるのがスマートな方法かなと思います。ただこのKOMPLETE KONTROLはプリセットをクリックするとプレビュー音はすぐに聞けますがその時点ではプリセットの立ち上げまでには至ってないのでフレーズを弾いたりは出来ません。プレビューしていって目ぼしいのが見つかったらそれをダブルクリックで立ち上げなければならないのが少々面倒くさいです。だからここではシンセはあまり使わず生楽器系で「この音源が使いたい」というピンポイントな目的があって初めて使う、って感じになってきてます。
あと他の2つにはある「今、選択中の音色に似た音色を提示してくれる」機能はないです。
総じてここのメーカーは文字が小さいなぁ・・・😅
ARTURIAの「Analog Lab」
音色探索の方法は「Omnisphere2」とほぼ同じです。ただ、「Omnisphere2」と違ってこちらは色んなシンセの集合体なのでUI(ユーザーインターフェース)は同じではありません。Analog Labというアプリではどのシンセが選ばれても共通して扱えるツマミやフェーダーがあります。しかし「もっと詳細に設定を詰めたい」ってなれば専用の(実機を模した)インターフェース画面になるので収録されているシンセの数だけ操作方法があると思うとしんどいかな?
ほとんどプリセットだけで済んでしまうのでそんなに気になるほどの事でもないですが😅
逆にシンセ好きな人なら喜ばしいことでしょう。
私的な感想
買ったばかりでまだ大して触れてないのですが、「Omnisphere2」は本当によく考えられてるなぁ、と思いました。ユーザーの「こういう事したいなぁ」を直感的に出来てしまう画面の構成というんでしょうか、音の良さはもちろんなんですけど使い勝手の良さの方が自分的には高評価でした。
自分はシンセ関係はあまりこだわりないギター弾きですので、僕と同じような人でしたらこの「Omnisphere2」はやはりオススメですね。お値段はまぁまぁ高いですけど後悔はしないと思います。
自分も買ってよかったって思ってますんで😊
けどアクティベーションには少々つまづきました😓その時のことは過去記事にもしてあるので良ければ参考程度にどうぞ。
それでは今回はこの辺で
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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