なんか久しぶりのプラグイン音源紹介だなぁ(笑)
今回はUJAMというメーカーのVICEというドラム音源の紹介と使い方です。
UJAMは僕の中では「お手軽トラックメイカー」みたいな印象があって とりあえず考え込まずにインスピレーションでサクッと作っちゃいましょう・・・のイメージです。
概要
このVICEはレトロフューチャーと言えばイイのかな?
画面の印象で「こんな感じかな?」と浮かんでくる音が ほぼ正解だと思います(笑)
ほとんどのパラメーターはmidi ccでコントロールできます。
Instrument
- C1からバスドラとかスネアなどのパーツが割り振られています。 普通のドラムマシンとして使う時用ですね。
- 個別にソロ、ミュート出来ます。midiccでON、OFF出来るのでこの後のパターン演奏の時に抜き差ししたりして遊べる!
- 各パーツごとにボリューム、ピッチ、フィルターなんかを変えることが出来ます。パーツも数種類用意されてます。
- これらはmidi CCで制御できます。(右クリック→何かツマミ等を動かす→そこにアサインされる)
Style
ここの操作性がUJAMの肝でしょうね。 よく考えられていると思いました。
- C3からの鍵盤を弾くとリズムパターンが鳴ります。黒鍵の上に書いてある「intros」とか「fills」なんかは「イントロ用、フィル用ですよ」みたいな短いフレーズが振り分けてあるみたいです。
- 白鍵の下に書いてある「verses」「choruses」なんかは主リズム用のパターンのようです。
- 上段の「115bpm-Relaxed」とあるのは(C3~B4までの)パターングループで これを含めて 全部で30パターンあります。 ドラムキットもかなりの数があるので 組み合わせると膨大な量です。
- パターングループはmidi ccに割り振れて 演奏途中でも変更出来たりします。
- 「Latch」というのはONにしておくと鍵盤を押したら押しっぱなしにしてなくてもパターンが鳴り続けるというものです。
- 逆に止めるにはB4のStopを押さないと鳴りやみません。
Master
- Sweepはレゾナンスの効いたフィルターみたいです。
- Saturateはその名の通り歪です、ビットクラッシャー的要素が強いと感じました。
- Maximizeは輪郭をくっきりさせるみたいな・・・エキサイターのような感じでした。
- Ambience 上段で質感を選び(リバーブ)それの増減 、リバーブというよりは初期反射音といった感じで独特だなぁと思いました。
Kit
- 左のスライドバーはsnareの方に上げるとキックが抜けて、Kickの方に下げるとスネアが抜けます。(ちなみに最初からピッチベンドレバーにアサインされてます)
- Kit:10種類あります。
- Time Machine:質感が変わってきますね~、説明難しいですけど・・・確かに現代的かそうでないか、という感じかな? ドスの効いたのと のっぺりしたのと・・・そんな印象です。
Mix
- Amount:Mixで選択した項目のアマウント量の増減です。
- Mix:12種類あって それぞれ特徴のある味付け(エコーだったり、フィルターかましてたり、ドライブしてたり・・・)
- Beat Intensity:分かりやすく言うとハット音の大小調節です。ビートをより感じられるか・・・みたいなノリだと思いました。(そこまで大げさじゃないが)
あとは ファクトリープリセットがかなりの数ありました。(約70)
細かな音作りとか自分で凝ったリズムパターンを構築する・・・といったような使い方には向いてないですが 「この路線の曲にはコレ!」みたいな潔さがイイと思います。
最近はこういったお手軽路線の音源って増えてきたなぁと しみじみ感じますねぇ。値段もそこそこだし サクッと作りたい方とかには最適なのではないでしょうか。
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