まったく どーでもイイ話なんですが、「週刊連載?・・・」だったのを「連載・・・」に変更しました。
それに伴い 登録した曲の中からセレクトして曲の細かいところを解説しく・・・そんな趣旨でいってみようと思います。
今回取り上げる曲
この曲のプロジェクト画面です。
ではブロックごとに解説していきます。
00:00~00:16 使用楽器紹介
メインフレーズにEASTWESTのWoodwindオーケストラ音源の中のバスーンを使ってます。
僕が作るコミカル曲には ほとんどバスーンが重要な位置で使われていて だいたいメインフレーズはコイツで作ってます。この音源のバスーンって低音から高音まで使い勝手がよくて・・・重宝してます。
エクスプレッションで抑揚を、モジュレーションホイールでビブラートをかけて表情をつけてます。たまにピッチモジュレーションで「しゃくり」を表現したりもします。
これによりフレーズが格段に生き生きしてくるので細かいエディットなど手抜きは厳禁です(笑)
ベースはMODOBASS使ってます。 長い事使ってるので操作に慣れてしまって・・・ベースと言えば とりあえずコイツですね。
ドラムはEZDrummerです。 昔はNativeInstrumentsのドラム音源でしたが、目新しさに負けて(笑)
そういや、NativeInstrumentsのドラム音源って立ち上げるのに時間かかりませんか?
パーカッション系も数トラック足すことも結構あります。
ここのパートではメインのバスーンフレーズに もう一つ違うバスーンでカウンターを当ててます。
カウンター当てる、というのは簡単に言うと「カラオケ時の合いの手」みたいなテイストですな😃
また、それぞれ違う単音フレーズを絡めて複雑なフレーズみたいにするのが好きなのです。
00:16~00:32
基本 1つのモチーフの繰り返しなので 様々な工夫により飽きさせないようにします。
ここはカウンターメロディ役のバスーンをそのままフルートに変えただけのパートですね。フレーズはそのままに楽器を変える・・・よく使ってる方法です。
ちなみにオーケストラでも常套手段だそうです。
00:32~01:04 トリルフレーズの極意?
クラリネットが新しく入ってきてます。
このクラリネットの打ち込み画面です。
ゆっくりなトリル部分です。トリルの場合はベタ打ちだと「いかにも機械のような」ダサい出来になってしまうので 音量で抑揚をしっかり付けることが大事です。
それと基本 鍵盤などで出来るだけリアルタイム入力してった方が表情も付いてきますよ。
01:04~01:20 必殺!「強制シャッフル」
ここはコード感を変えて「ブリッジ的な」効果を狙ってます。 Bメロっぽい・・・と言えばイイのかな?
注目は一番下のトラック「タンバリン」です。これはSpliceから引っ張て来たサンプルで 元々シャッフルのリズムではなかったんです。
では どうやったか・・・そうです、波形にマーカー打っての伸縮しての・・・強制シャッフル加工です。(笑)
結構 シャッフル曲やるので この加工はよくやります。
(波形編集 詳しくはこちら)
木琴パートの最後の方でも「トリル」やってるので聴いてください。
さぼらず「抑揚」やってますよ(笑)
01:20~01:36 秘技!「モーフィング」
ちょっと見にくいですが またまた一番下のタンバリンのパート・・・小節頭からボリューム絞ってフェードアウトしてるでしょ?
これ 理由はと言うと ホントはこの小節頭からタンバリンは鳴らしたくなかったんですが、急に音が無くなると「ブチっ」っと切れた感が気持ち悪かったので 皆が気づかないように(笑) 徐々に消えていくという・・・「モーフィング」を使ってみました。
最後はまたメインモチーフをしっかり聴いてもらって・・・終了と、こうなるわけです。
汚し系プラグイン
また最近使いだしたのがこれ!
Softubeの「Dirty Tape」です。こいつは主にLo-Fiミュージックなどの「チープな」音作りのためのプラグインですが 今回はドラムに使いました。
元のドラムが音が綺麗すぎて ちょっと合わなかったのでコイツで古臭くしてみたら曲に馴染んだので、以来 使う機会が増えました。
「音が立ち過ぎて目立っちゃう💦」みたいな悩みには おあつらえ向きなプラグインですよ。
それではこのへんで、よきDTMライフを✋
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